SOMABA COFFEE 屋台

SOMABA COFFEE 屋台

長年勤めた仕事を定年退職後、趣味だったコーヒーの焙煎で淹れた一杯を誰かにふるまいたいという思いから、週末を中心に不定期で屋台を営業している。店主は現在も駐輪場を経営し、歩道沿いには自動販売機を設置。将来その場所で屋台を営業することを見据え、屋台制作を依頼いただいた時点で、電気や上下水道などのインフラもあらかじめ整備していた。旅行や音楽、ダンスを楽しみながら、人との出会いを大切に、一杯ずつコーヒーを淹れている。

この計画では、既存のインフラを生かしながら、私有地で継続的に営業できる屋台を提案した。道路上での営業とは異なり、制度的な制約を受けにくい私有地を地域へひらくことで、人が立ち寄り、交流が生まれる新たな公共空間の創出を目指した。屋台は単なる販売の場ではなく、私有地からまちへとひらかれた、新しい公共性を育む場となることを提案している。


2024
場所:蹴上・京都
用途:移動式屋台
ディレクション・設計・施工:下寺孝典(TAIYA)
グラフィック:Lilly kumachan
照明カバー:ミミヤマミシン

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